「まあ、子ネコよ。かっわいいー!」
「今年生まれたのかしら。」
「まって、牛乳買ってきてあげるね。」
女の人はどこからか牛乳を持ってきて、ぼくの前にあけてくれた。
わーい。
ぼくが夢中でピチャピチャ飲んでいると、
急にとなりに体の大きなネコが割り込んできた。
「ちょっとお!何、このかわいくないネコ。このミルクはあんたのじゃないのよ。
子ネコちゃんにあげてるんだから。あっち行ってよ!」
大きなブチネコは追い払われてもちっとも気にしないで、牛乳をみんな飲んでしまった。
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